2021年10月10日日曜日

10/10_リハビリ第二弾)台倉高山

先週の復帰から、運動強度を徐々に上げていきたい
とはいえ急にムリは出来ないので、往復4hの標高差控えめな山で
どうせなら未踏の山が。。。 って事で杤木百名山からchoice

10/10の夕方に2回目のワクチン接種があるので、土曜に済ませたかったけど
金曜夕方の天気予報で、栃木福島県境に雨予報とな?
体力作りがメインとはいえ展望だって楽しみたいし、日曜がタイトだけでズラしましょう

栃木福島県境の山々ですが、栃木側の林道は軒並み通行止につき
グルリと回り込んで、南会津や桧枝岐からのアプローチが玉に瑕

土曜夕方に出発して、途中でグルメ&温泉浸かってマッタリ向かおう
宇都宮界隈が事故含む渋滞多数につき、上三川を迂回していきます
お肉な気分だったので、ステーキ食べるならココって食べログに導かれて
ステーキハウスカウベルさんへ。 開店間際につき一番目の客です

店主一人のワンオペにつき、混雑時は大変なのが想像に易し
サービスの国産フィレ160gセット+ノンアルビールを注文
お肉は柔らかくてジューシー、ステーキ宮とは比べようもなし
今日のお肉は青森産だそうで、次回もうちょっとガッツリ食べよう




お風呂は久しぶりの矢板_城の湯温泉センターへ
受付終了間際で滑り込んだけど、けっこう人多めでしたね
大きい湯舟は良き良き、daznのヤクルトvs阪神戦を流しながら
道の駅桧枝岐へと向かいます
さすがに山間だと携帯電波も届かないエリアが長かったかな
道の駅は結構な車中泊の数、会津駒とか尾瀬燧とか混みそう~

翌朝は6時起床
普通車でもなんとか走破できるというダートを走って
馬坂峠Pに到着、先着2台

思ったより広い駐車場に綺麗なトイレ


南面の帝釈山の斜面は笹薮+ブナ類の明るい林


北面の台倉高山の斜面は鬱蒼とした栂の
暗い林が対照的で面白い

さぁ7:10、出発しましょう
今日は誰にも会わなさそうな予感。。。 熊鈴必須ですな
リハビリリハビリと念じながら、なるべくゆっくり歩を進めます
栂の甘い香りを感じながら登っていきます
ん~山に戻ってきた感じ

途中右手から鹿の鳴き声。
低めの声だし、なかなか逃げないから
繁殖期で縄張を主張中の雄鹿かしら?

暗い針葉樹の林で、木化けしてる鹿は見つけ辛い
違和感のあるシルエット発見、
胴体っぽいかなとカメラを向けるとダッシュ
少し先には 【鹿の休み場】 の標識、なるほどなるほど確かにね


一ケ所だけ、強烈な獣臭がする所が。。。 近くにオヤヂさん居る?
とにかく鈴をガンガン鳴らして、周囲を警戒しつつ前進します
すぐに臭いが無くなったので、糞があっただけかも。。。
いずれにしてもオヤヂさんのテリトリー内って事は認識しとかないとね

しばらくして、足元の植生が変わってくると、
ほどなくして田代登場

山の上にある高層湿原って雰囲気いいですよね、庭園みたいで


迷わず三段田代で小休止いれます、8:20
鹿を探しオヤヂさんを警戒して少し時間かかりましたかね

山頂まではあと一時間ってとこ



思いの外下ったりもしたけど、
正面にチラチラ小高い山が見える様になりました


針葉樹メインにつき、
紅葉登山という訳にはいきませんが
時たまツツジが出てくると染まってますよ~
手前の凸を回り込めば、もうひと踏ん張りです



山頂に到着、9:25
登山日を日曜にずらしてよかった~

会津駒~大戸沢~三ツ岩はバッチリ
燧は雲被っちゃってますね
振り返ると、帝釈山~田代山
もう一回、燧~会津駒を入れて
燧の右隣に見えてる越後のお山は
平ケ岳に、奥のギザギザは越駒かな
左側は奥に日光白根の
男体山~女峰の山並みかしらね

見晴らしの良い山頂だけは携帯電波飛ぶので、まとめてSNS報告
小休止したらチャッチャと戻りましょ。 燧の湯が昼休憩に入る前にね
途中でお一人様とスライド、誰にも会わないかと思ったけどそうでも無かった

馬坂峠11:20、少し車は増えてましたが、皆さん帝釈山の模様
むしろ林道愛好家のバイクに改造ジムニーの人達の方が多かったかな

燧の湯は12:30~13:30休憩時間、12時前に入館できました
汗を流したら、裁ち蕎麦ですな
いつも「まる家」さんばっかり、しかもこの時間混んでるみたいだし
たまには「かぎや」さんに入ってみようかな


「まる家」さんはサイドメニューがあるけど、「かぎや」さんは裁ち蕎麦+ラーメン
はっとうも食べたいし、裁ち蕎麦定食を注文
わっぱに蕎麦が盛られてくるのが嬉しいなぁ~ 蕎麦つゆはチョイ濃いめ
蕎麦もう少し食べたい気も、はっとうある事だし+1枚は控えますかね

那須塩原の信号機で詰まりましたが、夕方のワクチン接種には間に合いました
二回目につき副反応はどうなりますか、戦々恐々~



2021年10月3日日曜日

10/4 薬師岳&夕日岳

お久しぶりです、 記事的には4ケ月ぶりの更新です。

週末ごとの雨降りで6~7月は棒に振ってましたが、
7月半ばの転落事故で、2ケ月+@の安静が必要
と言う事で、平地の散歩で2wほど足慣らしして
ようやく2.5ケ月後に、山歩きのリハビリ開始となりました。




とはいえ、何処に行こうか。。。
平地の散歩言っても、高々5km1h程度につき
①標高差がありすぎたり、②長すぎるのは禁物でしょう。
③しかも9/30緊急事態宣言明けで、ストレス発散とばかりに
  メジャー処は大挙押し寄せそうで渋滞必至。
なるたけマッタリと歩けて、片道1~2h程度の、静かな山ねぇ

那須~日光界隈の地図を眺めながら候補地を探ってると
細尾峠から薬師岳、あわよくば夕日岳ってどうかな?
◆薬師岳への登りは急だけど40分くらい、ヤバそうだったら引き返せる
◆夕日岳への尾根道は、凸凹あるけど落差控えめみたい
◆薬師岳&夕日岳、杤木百名山なのね
⇒ 5時起き出発でも、昼前には下山できそう

細い山道を通って粕尾峠を越えて、細尾峠には7時着
先着車両2台、よしよし静かな山旅は確保ですね

準備して7:20出発、久しぶりの登山につきゆっくり行きましょ
痛みが出る様なら速攻Uターンの覚悟で、やわやわ歩き出します




途中崩落地の迂回がショッパイけど、薬師岳の基部に到着
ここからは斜度が出て来るので、足腰&心肺の負荷強め
鈍った身体には殊のほかキます、特に肺。。。 復帰できるかしら

ゆっくり登って、先に青空が透けて見える様になれば稜線間近
分岐には標識類なし、少し左手に進めば薬師岳山頂、8:00
ちょうど北面が切り開かれてて、男体山&女峰山もバッチリですね



一休みしながら、ココで引き返すか or 夕日岳まで行くか思案time
ここからはup/down控えめだし、行けるトコまで行きますか ⇒ GOです

分岐の先には低い笹の中に付けられたトレール
良いねぇ~

右手には日光白根も見えてる



正面には夕日岳&地蔵岳も見えてるし、
かなりヤル気が出てきましたよ

まったりとした道を進みましょう



少し下がると、分岐の標識。 ん、細尾峠への道?
地形図には載ってないし、随分踏み跡薄いからほぼ廃道かな

その下にはお不動さん付の石造りの祠、安全祈願して進みます



森林限界は越えてないので、ブナ類や躑躅の中の道です
紅葉の時に再訪したら、きっと綺麗だろうなぁ~

途中で先行者一名とスライド
小休止はさんで、夕日岳&地蔵岳の分岐までひと登り
(一か所だけ鞍部から段差のキッツイ所あります)


三ツ目に到着

地蔵岳は後回しでいいかな
メインの夕日岳までもう少し




気の早いカエデを眺めつつ、
ゆるゆる進むと鹿の警戒鳴き

けっこう高い所まで居るもんですね



少し斜度は出てくるけど、
少々の登りで夕日岳山頂、9:30






やっぱり北面が刈られてるけど、
眺望は薬師岳の方が良いですね

標識が男体山&女峰山と一緒に入らないのはイマイチかな



少しゆっくりめの休憩したら戻りましょう

地蔵岳は次回紅葉見物の時でいいや
途中で一休み、ん~腰に疲れが溜まり始めてるかしらね






薬師岳の分岐に戻ってきましたが、せっかくなんでもう一回山頂で小休止
一段下がったところにコンクリの基部あり、昔は神社でも建ってたのかな

携帯電波の入りがいいので、日帰り温泉どこに寄ろうか検索検索~
戻るよりは日光に進めば、幾つか施設あるよね
やしおの湯、懐かしい~ 20年近く行ってないかも?
10/1から営業再開したばかりだから丁度いいや
帰りは細い粕尾峠ではなく、例幣使街道で帰りましょ

かなり腰にキてる感じはするけど、30分程で降りれるでしょう
急がずゆっくり降って、11:**下山。車は2台程増えてたけど
コチラではなく、茶ノ木平の方に行ってるのかな

やしおの湯、駐車場はそこそこ混んでますね
検温&住所記入したら、券売機で700
お風呂の中の人数、車の台数程では無いですね

身体洗ってから、いざ入湯。 あれ?ヌメヌメ系のアルカリ泉
けっこう良い湯じゃないですか、昔の記憶にあんまり残ってないけど
どうしてどうして、なかなかですよ。 小さいけど露天もあるしね

サッパリしたところで、帰りましょう
と日光の丁字路前から凄い渋滞な模様。。。 Uターンして
清滝ICから土沢ICまで高速でショートカット、150円なら安いもんです
あとは例幣使街道を抜けて帰ります

日光方面は車多し&道幅狭い中をチャリが走ってたりで詰まり気味
鹿沼方面は詰まることなく快適快適♪
帰宅後、横になったら腰がピキピキ逝ってる。。。 焦らずゆっくり復調してこう






2021年10月2日土曜日

7月某日 渓流遭難のご報告

ご無沙汰しています、2.5ヶ月ほど療養生活過ごしてました
失敗談こそ共有して、他の人への警鐘とせよ、という事で
恥ずかしながら、自爆の遭難騒ぎをご報告させて頂きます

新型コロナの影響で遠征自粛modeの中
週末ごとに雨が降ったりでなかなか山に行けない時期も長く
梅雨明けの最初の日曜、満を持して仲間と岩魚釣りへ

私は今季初の草履初め、相方は3回ほど来ているそう
いつもの釣り場は、水力発電所の取水施設を越えて
さらに滝を2つ越えてから釣り本番となるルート

1.5時間ほど遡り、最後の滝を巻き上がって、降りようとした時に事が起こりました
ここの降り場にロープを設置していたのに、何者かが撤去してしまい
もう少し奥、その昔相方とお兄さんが設置したロープを使います

相方が先行する中、ふと脇に古い虎ロープが残ってるのに気が付いてしまいました
沢登りなら『残置ロープは信用するな!』が鉄則ですが
渓流釣りで警戒レベルが下がっていたのでしょう。。。
これを使って降りられそうだな? と手にしたのが運のツキ①

少し短いかもしれないと思った長さは、案の定少し足らず
このままぶら下がって身長で稼ぐか、右手に見えてるステップに移るか
右手のステップに移る判断をしたのが運のツキ②

右手に移るために虎ロープに荷重をかけた瞬間
ブツッという音と、目の前に握ったロープの切れ端を眺めながら
背中からフォールダウン。。。 あっと思う間に腰~背中に衝撃

本流ではなく支沢の浅い岩場に叩きつけられたので、水没の心配はなし
【コレはヤバイ】と思いながら、まずはうつ伏せに移行して息を整えます
腰~背骨にノーダメージってことは無さそうだけど、手足頭は大丈夫そうだ

詰まった息が戻ってから立ち上がってみる、足のほうはナントカなってそう
自分の足で下山が基本ですが、コレは動けなくなる可能性が大きいかも?
相方に「申し訳ないけど下山させてください」と申告、動けるうちに下降開始
(時間確認していないけれど凡そ9時)

なにせ渓流につき、ヘリの救助要請するにしても開けた場所が必要
となると、取水施設まで降るのが1stミッション、あわよくば車まで戻れればラッキー
下山開始するも足取りが重いこと。。。降ることは出来るけど右足が踏ん張れず登れない

そのうち気持ちも悪くなってくるわ、喉が異常に渇いてくるわ
交通事故で骨盤骨折で動脈損傷すると、大量出血に起因して水分を欲するようになり
水を呑むと一気に浸透圧の変化でショック死するなんて話を脳裏に浮かべながら
極力水も我慢しながら、途中で休憩挟みながらナントカ取水施設までは辿り着きました

が、ここで身動きがとうとう取れなくなってしまいました。。。
まだ携帯圏外、車止めは電波が通じるのが分かってるので、スマホを忘れたという相方に
私のスマホを託して、救助要請に先に降りてもらいました(凡そ11時)

さて、あとはヘリが飛んでくれるかどうか
天候的には青空だし無問題、樹林帯ではあるけどホイストできない程では無いだろう
ヘリの修理とかで出払っていないことを祈りつつ、救助を待ちます

沢水で濡れた体が風に吹かれて体温を奪うので、日は照ってるのにガタつきます
スマホを渡したのでどのくらい時間が経ってるかはわからず

内蔵までヤラれてたら助からないかもなぁ~ と悪い方に意識は傾きますね
寝転がって体に這い上がってくる蟻を眺めながら時が過ぎるのを待ちます

するとヘリの音が聞こえてきた
まずは下の発電所の空き地に降りたっぽい位の距離感
徐々に近づいてくるも、音だけで機体は見えず、通りすぎていきました

日差しを避けるために木陰にいたけど、コレだと見えないだろうと
空の開けてるところまで這いずって移動
しばらくすると近くの吊り橋のところにホバリングしてる機体を確認
もう少し上昇してくれればコチラも見えるはずなんだけどなぁ~

と思いながら手拭いを振り回して、ココにいるよサインを送り続けます
少し上昇してくれて、木々の隙間から機体を確認、向こうからも確認できた模様

ダウンウォッシュが凄いのなんの、落ち葉から小枝まで吹き飛ばしながら
隊員1名がホイストで少し離れたところに下降して、近づいてくれました

名前の確認、新型コロナ対策でマスクを渡され、ザックの外側のモノを中に
眼鏡もポケットの中身も飛ばされないようにザックの中に格納してもらい
ジャケット型の救命具に両手を通して股越しに固定
手は脇の穴を握りしめて、ホイスト開始
太陽がバックで眩しくて目が開けられないけれど
ロータの影を感じた所で、機内に格納して頂きました

パイロット以外に4人の救急隊員、あっという間に救急車の待つ草原に着陸
救急車が収容場所を確認してから移送開始、搬入先で救急のベッドに移送されました

困ったことに各所の連絡先等はすべて相方に渡したスマホの中。。。
スマホに電話かけても圏外だったり、出られなかったり(凡そ14時)
そうこうするうちにMRIの結果が出ました

「骨盤折れてるんで、別の病院に移送することになります」
そうか、やっぱり折れてましたか。。。 実は単なる打撲、この程度でへリを要請したな
と言われたらどうしようと思ってましたが、そうか骨盤骨折かぁ。。。

動脈損傷してればタダでは済まないし、神経イッてたら下肢不随の可能性もあり
想定する中では、まだ程度の軽い方で済んでよかったと心から思いました

しばらくして救急車で□□病院へと転送
気がかりなのは、相方と全く連絡がつかないこと
那須地域にいる共通の後輩経由で連絡をとれないものか?
タウンページで〇〇さんの電話番号を調べたいのですが、と看護師さんに言うと
△△歳の〇〇さん? → たぶんそうです → 看護師さん知ってました
関係各所の連絡は〇〇さんに託して、相方の携帯にも連絡いれてもらいます

17時過ぎにようやく相方と合流、あのあと消防&警察の救助隊と下から向かって
ヘリ救助のあと、消防→警察と事情聴取で解放されたのが15時過ぎだったみたい
私の車で病院に来てくれて、着替えとか荷物を渡してもらえました

今晩はとりあえず入院、大部屋に空きはなく差額ベッドへ
月曜に退院される方もいるから、移れるなら大部屋にってことで病室に移ると
担当医が来られて状況の説明を受けます

骨盤骨折だけど、仙骨骨折につき歩ける骨折です
ついでにもう一か所、第12胸椎に圧迫骨折が見つかりました
コチラは危ないけどコルセットすれば歩けます
  月曜の朝mtgで協議ですが退院可、あとはお近くの病院で治療相談を

高額ベッドの個室につき、トイレ&シャワー、流し&冷蔵庫、テレビも完備
まぁ寝返り打ちにくくて、熟睡とはいきませんが、朝ごはんもきっちり頂きました

朝mtgの結果は退院可、ただし車を運転しては不可
車は病院Pに置いたまま、TAXI→電車→TAXIで帰ってきました

紹介状渡されてなるべく早く地元の病院へ、ということで翌日に市民病院へ
ココで初めて、レントゲン画像も見せてもらって、こうなってたかと納得

仙骨はこのままくっつくの待つしかないけど、第12胸椎の方が厄介だと
骨粗しょう症のお年寄りならこのままだけど、若い人は気を付けないと
ということで装具購入、不意に前屈みになるのを防ぐ装具です

骨がつながるのが約2ケ月、まともに運動できるようになるのは+1ヶ月とのこと
1週間はお休み貰って、まずはテレワークから職場復帰です

椅子に座ってるのが1時間が限界の所から、徐々に慣らしていって
お盆明けから隔日の出勤で半日→1日と椅子に座れるようになり
2ヶ月経ってから、ようやく平地のお散歩開始
2.5ヶ月経って、高低差ありの軽めの山からリハビリ登山の再開です

**********(最後に)**********

★沢の鉄則:残置ロープは信用するな! 
を岩魚釣りだからと、勝手に警戒レベルを下げたのが全ての元凶です

県防災消防航空隊はじめ医療関係者の皆様には大変お世話になりました
この場をお借りしまして、あらためまして感謝申し上げます

2021年6月12日土曜日

6/12_男鹿岳

山登りに際して、百・二百・三百ってのは気にしてます
せっかく登るんだったら、何かしらの目標は有った方がよかろうと。。。

三百にリストアップされなかった山にも、良い山はたくさんありますが
どうせだったら三百はクリアしとくか って気持です

その中でも、なかなか触手が動かないという山ってのもあります
男鹿岳がまさにそんな山、展望が良いって訳でも無さそうだし
リストにあるから仕方ない、いつかは行くか。と思って結局行ってない山


登山道が無いので、メインは残雪期
南会津町栗生沢から、日光市横川から男鹿川沿いの往復

グリーンシーズンは、猛烈な笹薮覚悟で栗生沢から往復するか
黒磯田島線の逆サイド、深山ダムの奥から林道を長駆するか
(警察車両が年一で巡視するって噂だから、林道は生きてそう)
はたまた沢絡みで、木ノ俣側を岩魚釣りでもしながら~ と思っていたら
ヤマレコに深山園地から廃道(中塩原板室那須線)経由の記録も

これなら単なる林道歩きよりは面白味あるかも?
藪漕ぎも最後だけ、林道~女鹿岳~男鹿岳の標高差100m程度で済みそう
廃道歩きが片道3時間はダルそうだけど、栗生沢からよりはマシかな
先週末は風邪っぴきで静養してたので、身体慣らしにいっちょ行ってみましょうか



藪漕ぎ難易度で時間は変わるけど
(沢登りで標高差50m/h経験済)
片道4h=往復8hの腹積もりで、7時~15時を想定

朝早く目が覚めたので、6時の繰上startとなりました
深山園地のゲート前、6台分のP



満車の際は手前の路肩駐車です

トイレとか水場は一切ないので
コンビニ等でキッチリ準備して来ないとね




出だしから谷側は切り立ってて
ようもこんな所に林道通したなって感じです

クマ注意の看板、そりゃこれだけ奥地ならクマも居るわなぁ




園地の奥に次のゲート

『この先は危険なため
 立ち入らないでください』
のカンバン付



ゲートの先はこんな感じ

踏み跡は明瞭
ところどころ両脇から笹が覆い被さってくる




その先に本部跡のカンバン







そこにも、もうひとつのゲート







時折でてくる名所の看板を眺めつつ
1時間歩いたら小休止

土砂崩れだったり、路肩の崩壊だったり、
MTBも考えたけど歩きで正解かな




視界は左手の谷向こうの大佐飛山が見える程度で
歩けども変化少なし

そして道中には水場無し 
笹の沢?水が沁みだしてる所はあったけど汲めそうに無し
暑い盛りにココを歩くのは厳しそう。
今日は曇のち晴だから、往路はまだ余裕アリ


2時間以上歩いて漸く女鹿岳に至るラインに到着

植生回復経過観察小屋が出てきました





中は綺麗に片付いてますね

水とガスが常備されてます





ここから峠まで思ったより時間掛かりましたね~
写真で見た登り口の目印に到着

右の股関節に疼痛。。。 
アヤメ平の時と同じ、歩きが長くなると痛みだすなぁ





これからの藪漕ぎに備えて小休止、腰を下ろすと目の端に動く影
灰色っぽい丸い背中の動物が斜面を登って行きました、アナグマか?
暫くするとさらに動く影、あぁ子猿だ。 さっきの影は親猿って事ね


水分チャージしたら藪漕ぎstart! 
踏み跡を追って笹薮掴みながら登ってきます

稜線に出るとこんな感じ
女鹿岳が見えてます(と思ってる)



ブッシュと笹薮の中に、踏み跡&テープが続きます

想像してたよりは随分とマシ
傾斜が増した分だけ運動強度は上がるけどね




ひと登りで女鹿岳
期待してた標識類は特になし。 GPSで確認してお終い

少し手前から左手に男鹿岳が見えていたので
モチベはマシマシですよ






男鹿岳への踏み跡は倒木で見失いがち。。。
先のテープ目がけての力技多し

東側が急&樹林薄めで中々な山容
これまで見えてなかった分だけ補正強め




右手には那須岳(茶臼~朝日岳)が見えてます
ん~む、火山っぽいわぁ

林道歩きは眺望無かったから、遠望効くのは嬉しいね




暫く進むと、写真で見慣れた山頂標識
男鹿岳に到着です

樹林の中で眺望も何もなし。。。 
とっとと帰りましょうかね



女鹿岳を降って、まもなく林道への下降点かな
って所で前方に赤い影

ん?こんな所で人に会うとは思ってなかった。。。 
雨具&ゴーグルの完全防備
ダニ~ちゃん対策ならソコまでしないとダメか

でも暑すぎて私はノーサンキューかな


笹薮の中の踏み跡をロスト、強引に林道まで降っちゃいました(岩場に出なくて良かった)
あとはひたすらに林道を歩いて帰るのみ、 股関節が痛くて一時間ごとに休憩です

自ずと休憩地点は往路と同じ所、腰を下ろしてると道の先でガサガサ音
む?この時間帯でもう人は来ないだろう。 熊鈴鳴らすと音が止みました

しばらく休憩してると、目の端に黒い影。。。 子熊が谷へと走ってった
げげ!親熊が近くにいるのかと身構えたけど、何も起こらず
親を追って って感じかな、ほっと一息。 
そりゃこれだけ奥地なら、熊の親子も居るわな、と歩き始めます

ちょっと先、道のド真ん中に黒い塊。。。 んげ!今度は成獣 しかもデカい!!
こっちを確認してから、山へとダッシュ! 大型犬以上のサイズ感。。。子牛並み?
あんなのがコッチに向かてきてたら、the End! スデゴロで勝てる気がしませんわ

笹の沢? 水が沁みだしてる所で水を飲んでたのかも
恐る恐る、足早に通過して振り返らずに進みます くわばらくわばら

14:30にようやく帰着。 林道歩きが長かったなぁ~、ヘロヘロですよ
お風呂は、脱衣場ドロにやられた幸の湯は絶対回避
久々にグリーングリーンに行ったけど、曲がり角に休業中の看板。。。
ならば金ちゃん温泉へ、と向かったけど16時の受付に間にあわず。。。

う~む、お風呂難民になっちゃった → google先生で温泉検索
ちょっと下の方に、温泉コテージ桜の丘:さくらの湯ってのがある
行ってみると、こじんまりとした温泉。 入場制限してるのか貸切状態
人が多いと大変な広さだけど、貸切なら無問題です

コテージは別の場所に点在しているようで、移動は大変だけど
素泊まり5~6千円で温泉付きなら、悪くないかもね

今日はスーパーで食材買ってから、道の駅で車中泊
パジエロミニで狭いけど、簡易ベッド組んであるからナントカ
網戸にしたけど、夜中に寒くなって窓は閉めました

翌朝、足の疲れが全然とれない~ コレは朝風呂だな
って事で、恒例の喜連川温泉もとゆでひとっ風呂
朝7時からの営業で、300円♪
コロナ影響で栃木県民限定なのが、県外の方には申し訳ないねぇ