2021年6月12日土曜日

6/12_男鹿岳

山登りに際して、百・二百・三百ってのは気にしてます
せっかく登るんだったら、何かしらの目標は有った方がよかろうと。。。

三百にリストアップされなかった山にも、良い山はたくさんありますが
どうせだったら三百はクリアしとくか って気持です

その中でも、なかなか触手が動かないという山ってのもあります
男鹿岳がまさにそんな山、展望が良いって訳でも無さそうだし
リストにあるから仕方ない、いつかは行くか。と思って結局行ってない山


登山道が無いので、メインは残雪期
南会津町栗生沢から、日光市横川から男鹿川沿いの往復

グリーンシーズンは、猛烈な笹薮覚悟で栗生沢から往復するか
黒磯田島線の逆サイド、深山ダムの奥から林道を長駆するか
(警察車両が年一で巡視するって噂だから、林道は生きてそう)
はたまた沢絡みで、木ノ俣側を岩魚釣りでもしながら~ と思っていたら
ヤマレコに深山園地から廃道(中塩原板室那須線)経由の記録も

これなら単なる林道歩きよりは面白味あるかも?
藪漕ぎも最後だけ、林道~女鹿岳~男鹿岳の標高差100m程度で済みそう
廃道歩きが片道3時間はダルそうだけど、栗生沢からよりはマシかな
先週末は風邪っぴきで静養してたので、身体慣らしにいっちょ行ってみましょうか



藪漕ぎ難易度で時間は変わるけど
(沢登りで標高差50m/h経験済)
片道4h=往復8hの腹積もりで、7時~15時を想定

朝早く目が覚めたので、6時の繰上startとなりました
深山園地のゲート前、6台分のP



満車の際は手前の路肩駐車です

トイレとか水場は一切ないので
コンビニ等でキッチリ準備して来ないとね




出だしから谷側は切り立ってて
ようもこんな所に林道通したなって感じです

クマ注意の看板、そりゃこれだけ奥地ならクマも居るわなぁ




園地の奥に次のゲート

『この先は危険なため
 立ち入らないでください』
のカンバン付



ゲートの先はこんな感じ

踏み跡は明瞭
ところどころ両脇から笹が覆い被さってくる




その先に本部跡のカンバン







そこにも、もうひとつのゲート







時折でてくる名所の看板を眺めつつ
1時間歩いたら小休止

土砂崩れだったり、路肩の崩壊だったり、
MTBも考えたけど歩きで正解かな




視界は左手の谷向こうの大佐飛山が見える程度で
歩けども変化少なし

そして道中には水場無し 
笹の沢?水が沁みだしてる所はあったけど汲めそうに無し
暑い盛りにココを歩くのは厳しそう。
今日は曇のち晴だから、往路はまだ余裕アリ


2時間以上歩いて漸く女鹿岳に至るラインに到着

植生回復経過観察小屋が出てきました





中は綺麗に片付いてますね

水とガスが常備されてます





ここから峠まで思ったより時間掛かりましたね~
写真で見た登り口の目印に到着

右の股関節に疼痛。。。 
アヤメ平の時と同じ、歩きが長くなると痛みだすなぁ





これからの藪漕ぎに備えて小休止、腰を下ろすと目の端に動く影
灰色っぽい丸い背中の動物が斜面を登って行きました、アナグマか?
暫くするとさらに動く影、あぁ子猿だ。 さっきの影は親猿って事ね


水分チャージしたら藪漕ぎstart! 
踏み跡を追って笹薮掴みながら登ってきます

稜線に出るとこんな感じ
女鹿岳が見えてます(と思ってる)



ブッシュと笹薮の中に、踏み跡&テープが続きます

想像してたよりは随分とマシ
傾斜が増した分だけ運動強度は上がるけどね




ひと登りで女鹿岳
期待してた標識類は特になし。 GPSで確認してお終い

少し手前から左手に男鹿岳が見えていたので
モチベはマシマシですよ






男鹿岳への踏み跡は倒木で見失いがち。。。
先のテープ目がけての力技多し

東側が急&樹林薄めで中々な山容
これまで見えてなかった分だけ補正強め




右手には那須岳(茶臼~朝日岳)が見えてます
ん~む、火山っぽいわぁ

林道歩きは眺望無かったから、遠望効くのは嬉しいね




暫く進むと、写真で見慣れた山頂標識
男鹿岳に到着です

樹林の中で眺望も何もなし。。。 
とっとと帰りましょうかね



女鹿岳を降って、まもなく林道への下降点かな
って所で前方に赤い影

ん?こんな所で人に会うとは思ってなかった。。。 
雨具&ゴーグルの完全防備
ダニ~ちゃん対策ならソコまでしないとダメか

でも暑すぎて私はノーサンキューかな


笹薮の中の踏み跡をロスト、強引に林道まで降っちゃいました(岩場に出なくて良かった)
あとはひたすらに林道を歩いて帰るのみ、 股関節が痛くて一時間ごとに休憩です

自ずと休憩地点は往路と同じ所、腰を下ろしてると道の先でガサガサ音
む?この時間帯でもう人は来ないだろう。 熊鈴鳴らすと音が止みました

しばらく休憩してると、目の端に黒い影。。。 子熊が谷へと走ってった
げげ!親熊が近くにいるのかと身構えたけど、何も起こらず
親を追って って感じかな、ほっと一息。 
そりゃこれだけ奥地なら、熊の親子も居るわな、と歩き始めます

ちょっと先、道のド真ん中に黒い塊。。。 んげ!今度は成獣 しかもデカい!!
こっちを確認してから、山へとダッシュ! 大型犬以上のサイズ感。。。子牛並み?
あんなのがコッチに向かてきてたら、the End! スデゴロで勝てる気がしませんわ

笹の沢? 水が沁みだしてる所で水を飲んでたのかも
恐る恐る、足早に通過して振り返らずに進みます くわばらくわばら

14:30にようやく帰着。 林道歩きが長かったなぁ~、ヘロヘロですよ
お風呂は、脱衣場ドロにやられた幸の湯は絶対回避
久々にグリーングリーンに行ったけど、曲がり角に休業中の看板。。。
ならば金ちゃん温泉へ、と向かったけど16時の受付に間にあわず。。。

う~む、お風呂難民になっちゃった → google先生で温泉検索
ちょっと下の方に、温泉コテージ桜の丘:さくらの湯ってのがある
行ってみると、こじんまりとした温泉。 入場制限してるのか貸切状態
人が多いと大変な広さだけど、貸切なら無問題です

コテージは別の場所に点在しているようで、移動は大変だけど
素泊まり5~6千円で温泉付きなら、悪くないかもね

今日はスーパーで食材買ってから、道の駅で車中泊
パジエロミニで狭いけど、簡易ベッド組んであるからナントカ
網戸にしたけど、夜中に寒くなって窓は閉めました

翌朝、足の疲れが全然とれない~ コレは朝風呂だな
って事で、恒例の喜連川温泉もとゆでひとっ風呂
朝7時からの営業で、300円♪
コロナ影響で栃木県民限定なのが、県外の方には申し訳ないねぇ