2019年5月25日土曜日

5/25~26_草履初め)N沢

毎年恒例、になりつつある
グリーンシーズン1発目の沢泊山行
福島~山形県境のN沢に行ってきました
今年で4年連続となりますね~

※正確には、5/12に岩魚釣りに出掛けてますが
  沢登りとして『初め』付けました



去年までは国道脇Pに車を停めて、エッチラオッチラ細い林道を往復する
アルバイト込でしたが、今年からは軽4駆の2号車が活躍してくれます

1号車でも行けなくは無さそうですが、路肩の崩落とかに遭遇した時の小回りの難しさから、
敬遠していたのですが、入渓口に停まってる軽4駆が羨ましかったんですよね~

ひょんな事から、廃車寸前の所を譲り受けてきた軽4駆
狭く荒れた林道を行く時には活躍して頂きましょう♪(一発目の岩魚釣りも活躍して貰いました)

この沢、釣り師の沢で、常に何組かは先行されてます
二俣まで行ければ、釣り師は左俣、沢屋は右俣と棲み分け出来るのですが、どうしても追いついちゃいますよね
特に去年は大フィーバーで、人の多さに入渓口は諦めて、脱渓口から逆走しようにも
そちらにまで車&バイクが。。。 さて今年はどうなりますかね?

軽につき、そのまま車中泊するにはキツすぎるので、2時起きで朝駆けを頑張ります
吾妻の山々が見えだすと、稜線付近にイヤ~なものが
まだ残雪残ってるのね。。。太平洋側はそんなに降ってないのに
登路は北向につき嫌な予感もしますが、標高の低さに期待しましょ



国道脇Pには1台も無し、よし! 
あとは入渓口に何台あるか
荒れた林道をゆっくりと登って、暗い隧道も無事に通過

その先、路肩が崩れてますが、脇の林の中を迂回可能です
1号車だとギリギリ(帰りは隧道出口に普通車が停車)







入渓口へと降り始めると、林道上に黒い物体が動いてます
ん? 熊だ! 急いで山の斜面へと駆け上がってきました
やっぱり山の奥地まで入って来れば居るんですね。。。

入渓口の広場にはジムニー1台のみ、よしよし♪


昨日からの泊組? N沢出合いでテント泊組?
追いついたら追いついたで
その時考えましょうかね、6:15入渓

相変わらず本流は水量少なめでまったり





何ケ所かある滝場は
釣り師の掛けたトラロープを使います

そんなには危ない滝場はなし






ゆっくり2時間かけてN沢出合いに到着
一本つけます

N沢に入ると濡れた足跡発見、なるほど今日の先行者でしたか
なるべくゆっくり歩いて、二俣で追いつくのがbestですが




1時間ほど歩くと赤い帽子を発見。2人組が休んでる所でした
フライマンの2人、釣果はいいみたいで、釣り堀状態ですって

十分楽しんだから先行してもいいよ、とは言ってもらいましたが
やはり先行者には特権が無いとね~ 先に出発して貰います






30分ほどマッタリと時間調整してから、再出発しましょう
とはいえ、二俣までの半分くらいで追いついちゃいました

先に行ってくださいね~ せっかくなんで竿出していけば~
と言われましたが、二俣からが勝負なんで~と挨拶して先行





なるべく場を荒らさないように脇脇を通って、二俣に到着です

さてココからが、晩のおかずの確保作戦の開始です♪
とはいえ反応が無い。。。あれ?雪代はいって活性が低い?








ようやくgetしたのは、オチビちゃん20cm、お引き取り願いましょう
このままだと、ソーセージ焼にカレーな夕餉か~ と思い始めた矢先

ようやくhit! お、意外と重いぞ。。。泣き尺getです♪



いつもなら即捌いて新聞紙にくるむところ、新聞紙忘れた。。。
とりあえずテン場まで活かしたまんま連れてきますか、と野菜袋にin
トロ場に野菜袋納めて、先まで釣り、戻ってきて野菜袋を回収
という流れだと遅々として足が進みませんね。。。

串焼き様に7~8寸sizeが欲しいところですが、次のhitも泣き尺
贅沢は言えませんね~ 野菜袋片手に先を進みます
※写真はテン場にて



滝場は水から離れるので、岩魚ちゃん'sも酸欠気味
越えたところでトロ場で回復させながらなので、益々足は遅くなります
仕方なし、一旦納竿して遡上に専念、テン場で再チャレンジするか



テン場に到着

16時近くになっちゃいましたね
さっそくビールを岩魚ちゃんと一緒に
冷やしてお米を研ぎます

テントを張ったら
追加の1尾を求めて先へ進みます



が、ブヨ?の酷いこと。。。テン場だと判ってるのか凄い集られよう
最初の釜で魚影を確認、じっくり狙うも見向きもされず。。。
そのうち集られるブヨに嫌気がさして、テン場にUターン
薪集めして、火興し。思ったより火の回りが悪いねぇ


1尾は串焼き、1尾は刺身&ナメロウに

いつもなら味噌+茗荷&ネギってところ
ですが、横着してtubeのきざみ青しそを使用

生姜+香りづけに醤油1滴
味はまずます、大葉の香good
でも好みはやっぱり味噌かなぁ





焚火の勢いがなかなか増さず
ご飯も串焼きもイマひとつでした
(薪も随分と余ったね)

それでも誰も居ない沢で、
焚火を眺めチビチビやるのは楽しいね




翌朝、暖かくなるまで
ゆっくりしようと思ってましたが
5時で十分

珈琲&雑炊で軽めに朝食を済ませたら撤収、6:30出発です






懸案事項は残雪! 
スノーブリッジの踏抜&滑落は御免蒙りたい

二俣の直瀑に魚留の滝までは問題なし

ところどころ雪融け斜面で
サンカヨウとかのお花畑が見られますね





で、次の二俣。進路は左俣ですが・・・ 雪がビッチリ。。。

デカイ滝場は無い沢につき、落ちても落差は大したことないけど
なるべく沢芯は外して、スノーブリッジの厚そうなところを歩きます

抜かったなぁ~ ピンソールあればもう少し楽なんだけどね
幸い雪は柔らかく、フェルト靴でも少しは踏み込めますね



とはいえ徐々に傾斜が増してきて、滑落したら下まで行きそうな雰囲気

堪らず脇の灌木帯に逃げ込みます。まだ木が掴めるから安心

沢を詰めたら標高差100mですが、
いざとなれば200mを藪漕ぐ覚悟を固めます




灌木帯を沢沿いに登っていくと
ルートの右俣の滝場が見えてきた
結構な水量で、沢には雪が無さそう、ラッキー♪
一旦残雪の上に降りて、右俣の滝場を登って先を進みます

50mは稼げたかな? この先はヤバそうなので、左側の尾根へ
沢を詰めるとツツジの灌木帯で、過去2回痛い目に会ってます




今回の尾根道、ブナ中心で傾斜も緩いし、藪漕ぎは随分と楽
沢を忠実に詰めなくても、このルートもアリですね~

とはいえ山頂付近に近づけば、やっぱりツツジ帯
進み難いったらアリャしない
それでも平坦に近いし、まだマシな方かな。。。




地図の荒地マークの方ならもっと快適かな?
と思いきやツツジの海。。。
昔は荒地でも、乾燥進むとツツジが入ってこうなるのかね?

GPSで進行方向をコマメにチェックしながら、
三角点にJUST到着! 9:30
3回目にして一番楽なコースだったかもね
ここからは僅かながらの踏み跡とテープが期待できます



テープは灌木に隠れ気味ですが、踏み跡メインに追いながら
テープ発見で答え合わせって感じで進んでいきます

降り始めると吾妻の山々も見えてきて、踏み跡も追いやすくなります
後は降下点の緑テープを~、って登りになってオカシイ事に気付きます
あれ?行き過ぎた。。。戻って最低鞍部で探しますが見つからず
緑テープが無くなった、単なる見落とし。。。とりあえずは下降開始




左側には残雪発見、東面につき
少しは融けてるのを期待したんですがね

沢地形を下降してくと、やっぱり出てきました
とはいえナントカなるレベル




本流に合流した先がどうなってるかですね。。。 こんなんなってました
久々にスノーブリッジの下を潜りましたよ。この先は大したことなかったです

それにしてもブヨの集り方がハンパない。。。昨日も酷かったけど
それに輪をかけた感じで、お手製忌避剤の軽めの一吹きでは効果なし
もうビシャビシャになる位、吹きかけないとアタックから逃れられない感じ



シーズン初めの山行だし、毎回この降りで腿とか攣ります
早めに芍薬甘草湯を服用しましたが、スリップ&着地でピリピリっと
急いで本格的に攣る前に2投目、止まると虫も集まって来るのが嫌


かなり足にもキテますが、虫が嫌で早めに休憩切り上げて進みますが
ちょっとした踏ん張りがキかずに足元が危うくなってきますね。。。
ようやく沢が合流すると様相一遍、ナメ床のまったり沢へ

まったりですが、踏ん張りキかずにslip&釜にin、を2回
ココまで全身濡らさずに来れてたのに、最後の方でズブ濡れですね
まぁ今日は暑いくらいなんで、濡れても全然苦にはなりませんね



本流に合流、テン場でゆっくり小休止
ここまで来ると虫も穏やか

あとはタラタラと歩いて脱渓口の橋へ。12:30
あとは林道を歩いて帰るだけですな




車に到着、13:30。車は私の1台だけ

隧道の出口には普通車とカブ
国道脇Pには3台。5組が入渓かな





一番近くの温泉は飯坂なんでしょうけど、個人的な印象イマイチにつき
安達太良の岳温泉に寄っから、二本松から高速のりました
事故渋滞を避けて黒磯で降りたら、釣りの時を同じ経路で下道帰還

いやぁ、シーズン一発目の沢行、疲れました
足も肩も上腕もダルダルですし、耳に瞼にと虫に刺されて腫れてます
沢は涼しくて楽しいけど、虫さえいなければねぇ。。。集られやすい体質が恨めしい


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