2016年8月14日日曜日

8/14~15_東沢谷(詰め&下山)四日め&五日め


今日はいよいよ、東沢乗越へ詰めて
裏銀座の登山道を歩いて下山開始です

3年前はブナ立尾根を降りましたが、
未踏の竹村新道~湯股温泉~高瀬ダムへ
進みたいものです



3年前は詰めあがるとヘロヘロで、野口五郎小屋に泊まったので、
今回は気持ち早めに行動開始して、東沢乗越で体力&時間に余裕があれば
竹村新道を下降する腹積もりです


5時起床、珈琲&パンで軽く済ませます
朝から元気にブヨが纏わりつきますな。。。

黒岳がモルゲンロートで赤く色づいてました

いざ6時出発です。3年前よりは
70mほど標高を稼いだ分アドバンテージあるかな





前回あった雪渓はカケラもなし

東沢乗越へ向けて
左俣へと進みます






随分と流れも細くなったので
兵装チェンジ
登山靴でガレ場を登ります

振り返れば、黒部湖越に雄山も見えてます






這松帯は前回右側を回って楽チンでしたが
先行者は稜線から『左、左』と叫んでたらしい
ならば今回は左側へ回ってみましょうかね





薄い踏み跡を追って
左側へ進みますが、アラ?
一本左手の尾根上を進んでる感じ
もっと進んでから分岐しないとダメだったみたい





想定外の這松漕ぎ、ムリヤリ突破しながら登山道に飛び出ました
登山道を歩いてた人がビックリしてました



東沢乗越8:20
荷物を下ろして小休止

いやぁ絶景ですねぇ~
目の前に槍がドドン♪ 
鷲羽もデッカイ



東沢谷の向こうには雄山
竹村新道の向こうには
表銀座の山並み

最近は沢の中にしか居なかったので
THEアルプス♪って感じの眺めが素ン晴らしい




さて、体力的にも時間的にも余裕あり
東沢乗越では『竹村新道は大変だよ』と他の登山者に話してる人も居ましたが
コレは行くしかないでしょ



前回は稜線漫歩のkobaさん案で行きましたが
今回は未踏ルート
&温泉【コレ重要!】を採用です







真砂分岐では落ち着いて休めないので
トラバース後の尾根上で休憩&写真撮影、10:00







途中で危なそうなザレ場もあるので、一般道から比べれば危険度は高いかも?

最初の登り返し、南真砂の分岐で小休止、10:50




しかし続々と竹村新道を降りてきます
長いけど、湯股温泉の魅力もあるからかな

道標にまで『長いです』との注意書き
さぁ下降しましょうかね



とはいえ、もっと廃れた道を想像してたので
踏み跡しっかりしてるし、思いの外歩きやすい

※青嵐荘の夕食時、同席の方は
  大変だったと言ってましたので
  感じ方には個人差があります




この日は稜線で涼風が吹いて
大部分が樹林帯で日光を防げるし
降る分には傾斜がそんなにキツイ感じでもなく、行程が長い分だけ厳しいのかな?という印象
途中に水場があれば、more betterですがね




降りっぱなしで、爪先はキツい
両足とも親指の股にはマメが出来てましたけど

湯俣岳には12:30着






河原が見えてくれば
まもなく晴嵐荘です







無事に14:30、晴嵐荘に到着です
まずは乾いた喉にbeer注入です♪
小屋前のテーブルでbeer呑みながらお喋り
テント泊にする? 食事付で小屋泊にする?

小屋の女将さんに、どのくらい混みそうかお伺い
『1畳1人以上になった事なし、保証は出来ないけど』
野口五郎に行ってれば、どうせ小屋泊りだったし
ココは食事付の小屋泊で贅沢しちゃいましょかね

部屋に荷物を置いたら、さっそくお風呂♪
が、狭い脱衣所は籠も人も4人で手一杯。少し待ってから入浴です

湯船も小さめで4人も入れば一杯。湯船から温泉を直接汲む方式で石鹸のみ
とはいえ温泉そのものは素ン晴らしい~ 適温だし、白濁した硫黄泉が堪りませんね

風呂上りにまたbeer片手に小屋前でお喋り
なんでも今年の稜線の小屋では水不足が深刻で
野口五郎でも一人500mlしか分けてくれないとか
ココ晴嵐荘は、水も電気もタップリで極楽ですね

涼んだ所でもう一回温泉に浸かって、18時の夕食時間をゆっくりと待ちます

おぎのやの益子焼の釜が鍋代わりなのが可愛い
うどんも鍋投入/スダチ&生醤油のWの楽しみ方
晴嵐荘のご飯、非常に美味しかったです
お酒も升酒から洋酒まで幅広く準備されてます

ご飯は2回戦でしたが、部屋は布団3組で2名
温泉付のまったり山小屋ライフ、素敵ですねぇ
22時過ぎに3回目の入浴、誰も居ませんでした



翌朝、6時から朝食1回戦

コチラも随分と豪勢な感じ
写真には写ってませんが、後から回ってきた
南蛮醤油漬がピリ辛で旨旨
ご飯が進むこと進むこと




6:45には晴嵐荘を後にして
高瀬ダムへ向かいます









同じダム湖の脇道ながら
黒部湖とは段違い
限りなく水平に近い道で
歩きやすい事

樹林帯の中を進む道なので
水平に作り易いのかな



林道末端に到着、8:05
ココからは許可車両が通行可能な林道です

途中、ダム湖で釣りしてる3人組の車があったり
巡回の車?が往復したり




トンネルを何個か抜けて
高瀬ダムに到着、9:00

雨が降りだす前に下山できましたね




ブナ立尾根を下ってきた単独2人と一緒に、観光客を乗せてきたタクシーに乗れました
高瀬ダムから歩く人も居ましたが、3人乗りあわせ700円/人だし、お得ですよね

大町温泉郷からバスで長野へという1人を、そのまま七倉から大町温泉郷まで乗せて
薬師の湯でひとっ風呂

いかにも下山してきました、という風の日焼けした人達で結構混んでましたね
昨日たっぷりと温泉に浸かってるので、頭だけ入念に洗ったら、信濃大町駅へMTB回収

ちょうど雨が降り始め。いいタイミングで下山できましたね~


その後は、道の駅小谷で昼食頂いて、実家のお墓参りしてから帰宅しました
長野道が下仁田~藤岡でチト渋滞しましたが、お盆の帰省ラッシュと思えば軽い方でしょうね

4泊5日の重荷担いでの山行につき、筋肉痛も相当でるだろうと覚悟してましたが
湯股温泉で3回も入浴したおかげなのか?ほとんど筋肉痛もなく、マメが痛いだけでした

2 件のコメント:

abu8kg さんのコメント...

ニアミスしてましたね?
私の場合、二男の経験値が低いので、上の廊下をあきらめて湯俣川にしました。こちら、中盤以降の魚影は濃かったです。
今年、水が少ないので、比較的楽なのかな?だから、上の廊下はねらい目だったんだけど、・・・・。

湯俣への長い下りの途中、凄く危ないトラバース箇所ありましたよね?一般登山道でこれはまずいんじゃないのか?とおもいましたけど。あの下りこれで2回目ですが、とっても長く感じました。

fwix さんのコメント...

abu8さん、ご無沙汰してます
このお盆、上の廊下には相当な数のパーティが入渓したみたいです
泊場とか混まなかったのかな?

湯俣川グルリップ、お疲れさまでした
コチラも、いつか行きたいエリアです
魚影も濃いとなれば一層行きたくなりますね~